多摩川周辺の浸水地区の色別標高図

国土地理院のWebサイトで水害が発生した地区の標高を可視化しました。facebookにも公開したですが、こちらにも公開しておきます。見るからに水害が発生するだろう地形の場所で水害が発生していることがよく解ります。

武蔵小杉駅の周辺

横須賀線の武蔵小杉駅の周囲は明らかに窪地になっています。 当初、多摩川の氾濫であるような情報もありましたが、実際には窪地であるが故に水が溜まってしまったのでしょう。この地域は大昔は多摩川だったという話も標高図からもよく解ります。

市民ミュージアム(等々力緑地)

等々力緑地は、遊水地として活用することを前提に整備すべきだったのかもしれません。横浜国際競技場(日産スタジアム)は、鶴見川の遊水地にありながらも、台風の次の日にラグビーの試合を行えたのですから、その前提に作っておけばミュージアムを水没させることはなかったはずです。 参考のために 横浜国際競技場(日産スタジアム) 周辺の標高図も掲載しておきましょう。

鶴見川多目的遊水地は、12日に台風19号から国民を守り、次の日の13日にはラグビー日本代表の勝利を支えました。大活躍ですね。偉いぞ、鶴見川多目的遊水地!日本の治水技術も侮ることができません。再評価いたしました。

二子玉川駅

二子玉川駅の周辺は、堤防よりも多摩川側に住宅が建設されてしまっています。つまり、多摩川の河川敷に住宅を建設していただけなのだから、これは氾濫ではなく、増水時に河川敷が水没しただけのようにも思います。

それどころか、この住宅地へのアクセスのために、堤防の一部が開けられてしまっているようにも思えます。どうしてこうなってしまったのか?

反省

国土地理院さんありがとう!そして、ごめんなさい。せっかくの有益なデータを公開してくれていたのに、活用することができませんでした。 次からは台風が来る前に活用するようにします。