台風接近のために 2019年7月27日から延期となっていた第55回判例研究会は、 2019年9月28日(土) になりました。
【日 時】 2019年7月27日(土) 【延期】
2019年9月28日(土)17:30~20:30
第54回判例研究会 17:30~19:00
第55回判例研究会 19:00~20:30
【場 所】 東京理科大学 理窓会会議室 「PORTA神楽坂」6階第1会議室
http://tus-alumni.risoukai.tus.ac.jp/access/hall
※各線飯田橋駅より徒歩1~3分
【参加費】 会員:無料 一般(非会員):1,000円/日
※判決文はご持参ください
【参加申込】https://fs223.formasp.jp/c358/form6/
■第55回判例研究会
報告者:野口明生氏(デライブ知的財産事務所 代表弁理士/博士(理学))
・知財高判平成30年5月24日、平成29年(行ケ)第10129号
「ライスミルク事件」
掲載文献:知財高裁判例集
http://www.ip.courts.go.jp/app/hanrei_jp/detail?id=4934
昨年(2018年)のピリミジン誘導体事件の大合議判決には『裏テーマ』とも言うことができる大きな問題が含まれていました。それは、『サポート要件における課題』と『進歩性における課題』は同一であるべきか? というものです。当日は、この 『裏テーマ』 と本件判決との関係について検討する予定です。
また、本事件は、偏光フィルム大合議判決には射程が異なる2つの判断基準が含めれていることを明らかにしました。 このことは、当然のこととして理解している人もいる一方で、少なからず誤解をしている人もいるように思います。このような誤解は、フリバンセリン事件の解釈に関する混乱に起因するのでしょう。当日はこの点についてもお話したいと思います。
発表資料
台風接近のために延期となったのですが、資料は既に作成してしまったので、こちらで公開しておきます。
(発表資料のPDF版)
論文掲載のお知らせ
今月号(2020年2月)のパテント誌に拙稿「偏光フィルム大合議の射程の構造」が掲載されました。 この論文は、上記の日本知財学会の第55回判例研究会にて発表したものの一部を再構成したものです。 ウェブ公開はまだですが、ウェブ公開されましたら、こちらのページからもリンクを張らせていただきます。